今年もよろしくお願いします。


石川周辺の地震被害にあわれている被災地の皆様にお見舞い申し上げます。
今年は長谷の現場からスタート。
境内から見下ろす景色は色々と考えさせられました。
外から鎌倉の旧市街に入るには切通を通ってくる方法がほとんどであり、大きな地震時には分断される可能性が予測されるため、救助・復旧等色々な課題があると考えていますが、具体的な施策見えてこないんですよね。
鎌倉市防災情報ハンドブックHP
https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/sougoubousai/bousaijyouhouhanndobukku.html
ここが割と見やすいかもしれないです。(鎌倉市HPからpdfをDLしてください。)
土砂災害として、稲村ケ崎134号線は良く崩れていますよね。
極楽寺通りも切り立った崖が多く存在してます。
大仏切通しもトンネル前後の崖の安全性が不安です。
佐助市役所通りもトンネルが多く、一部は土砂災害復旧中。
亀ヶ谷切通は落石注意の現在車両通行止め。
横浜鎌倉線(鎌倉街道)の巨福呂坂切通も崖が切り立っています。
金沢街道の朝比奈も峠越しで崖も多く、道路が崩れたら通行止め。
名越切通しもトンネル前後の安全が確保されているかどうかが不安見されます。
逗子方面の134号線も以前にトンネル脇が崩れたばかりですし。
そもそも、名越と逗子からの134号は三浦半島からなので、救援が来る方向ではないです。
これに津波災害を考慮すると旧市街地は孤立することしか想像できないのです。
旧市街地だけでこれだけのリスクがあり、周辺地域も基本的には同様だと思っています。
支援が必要になるのは鎌倉市の旧市街地だけではなく、他の鎌倉市地域、神奈川県全体、関東南部と広い地域になるでしょうから、スムーズに救助・支援物資・復旧活動を行えるルートを事前に作っておく大切さが行政には必要です。
皆さんにおいては、今の段階でできるだけの準備をしておくことが重要で、食料と水の確保、安全に非難するルートと連絡方法の確認などできることは色々あると思います。
災害が起きた時に慌てずに身を守り1週間を安全に生き抜く方法をどこかに作っておいてほしいと切に願います。
自力の危険対応準備ができていれば、その時が来ても大きく右往左往することが無いですし、他の人に手を差し伸べる余裕がきっとできると思います。
私はそこが一番大事なんじゃないかと考えています。
建物の安全も大事ですが、事前にその時の身を守る対応についてのご相談も弊社にしていただいて大丈夫です。
この年始に、もう一度安全確認とチェックをしてみてください。